
ブログ界隈をけっこう長く見てきた自負があるんだけどね、
今回(2020年5月5日)のGoogleのアップデートはけっこう界隈に致命的だった模様。
で、「ブログ終わった」みたいなツイートをあちこち見かけたんですけど。

別に終わってねーから。
と言うのが率直な感想です。
正直、良い変動だと思ってます
仕事柄(WEBデザイナー・広報ディレクター)的にあちこちのサイトを見ても、特に困るような変動じゃない。むしろ検索結果がクリーンになって、人々の欲求とビジネスをストレートに繋げる良い変動とすら感じます。

PVが欲しいあまりにペラペラのトレンド記事やまとめ記事を書いたことがない者だけがGoogleに石を投げよ
製品レビューに関しては、企業のメディアなら中身がペラペラのクソであれ上位に入るのはちょっとどうなの、という気持ちはある。
でもそれってつまり、いわゆる市井の人が欲しがっているのはその程度の情報とスピード感、なにより「”ちゃんとした”会社が書いてる」っていう安心感ってことでしょ。
それ以上に深い情報を取りたいユーザーがいて、その人らを満足させうる濃いコンテンツを作っているなら、あの手この手で調べ尽くして、あなたのブログにたどり着くでしょう。
道は一つじゃないんやで。
これから良さげな方針(予想)
たしかにGoogleという巨大な往来の一等地に店を構えることは大変に難しくなりました。でもいいんだよ、裏路地にひっそりの店でさ。小遣い程度が稼ぎたいんならさ。
つーわけで、これからの小遣い稼ぎブログ運営について何となく予想。肌感覚なのであんまり本気にしないでほしいけど。

金のかかることは書いてないので、「そうかも」って思ったら試したらいいんじゃない?
1. 文章で人柄を出して、画像は拾い物を使うな。
ややぼんやりした話だけど、「一から十まで整えられたノウハウ書」よりも、「誰かの体験談・日記からヒントを得る」を好む人が増えてきそうなんだよね。
コロナで特に、情報が錯綜することにウンザリした人が多いのではなかろうかと。まとめられた情報を忌避して、自分なりに点と点の情報を線で繋いでいこうとする人が増えていくんじゃないかなーって予想してます。
文体は記事によって変えてもいいのだ
世の中に広告(ステマ)が溢れすぎてうんざりしている今の時代、「盛ってない感想(レビュー)」「正直な広告」が輝いて見えるのは僕だけ?
今の”雑記ブログ”を開けばどこもかしこもおんなじような文章構成・文体でクソつまらんし、はっきり言って目が滑って情報が入ってこない感ある。

ちょっと毒吐くけど、ネット上の「ブログを始めよう」情報に踊らされて2020年から”ブログ”を始めた連中の「ブログとは〜」「アドセンス合格のための〜」「初心者でもできた!」シリーズ、ほんとクッッッッッッソつまんねーから消しとけ。
記事書かないでワードプレスいじるくらいなら乳首でもいじってろ
ノウハウとかマニュアル系の記事ならテンプレに沿えばいいけど、レビューとかオピニオンなら無理に綺麗に整えようとせず、ありのままの気持ちで書き殴った文体のがプラスに働くと思います。
アイキャッチくらい自分で撮れバカ
そして写真ね。またはイラスト。
動画全盛期ではあるものの、そろそろ動画に時間を奪われることにうんざりな人も増えてきてそう。情報伝達の一覧性と即時性で言えば、やはり写真(画像)は最強のメディア。
その重要な要素をだよ?小綺麗な写真拾ってきて適当なアプリで文字載せて終わらせてるんじゃないよバカ。

スマホ持ってんだから工夫して自分で撮れ
はっきり言って無料素材として用意されている画像は素人目にもペラい印象しかない。空気感のある良い写真を無料素材として流通させる物好きなんかおらんよ。売るよ。
中身のない写真と一緒にいくら語られてもペラッペラで読む気失せる。路傍の石の方がまだ存在感あるよ。
写真の空気感がわからないなら田中みな実の写真集読んでこい。
2. 「note」でファンをつかむ。note経由の流入を狙う

2020年のいま、「note」はかなり熱い。どのくらい熱いのかというと、Tinderやってても「note書いてます」みたいな人がそこそこいるくらいには広まってる。
2019年11月末に「note.mu」から「note.com」にドメイン変更を決行して以降、SEO的にかなり強くなったのです。
貧弱な自ブログに書くよりこっちに書いた方が検索上位に入る確率が高いよ。
ドメイン変更については公式の振り返りが熱い記事なので読むといいと思う
「何か書きたい、残したい人」「あわよくばちょっと支援が欲しい人」にぴったりのプラットフォームで、オピニオン記事(自分の意見を書いた記事)との相性がいい。
「〜考えたこと」とか「〜って思った話」とか書いて記事数稼ぎしてるブロガーはいっそこっちに軸足移してもいいんでない?
テーマを絞ったオピニオン記事を投稿してファンを掴みつつ、ノウハウとかGoogle受けしそうな記事はブログに書いて、noteからブログにリンク貼る、というのがわりといいかも知れない。

一応言っとくけど50記事も書いてないカスがいきなりnoteとブログの両輪やるんじゃねーぞ
なおファンを掴みたいなら、より日記感覚というか、整頓されすぎていない、人柄が見える文体にしていくとよいかと思います。
3. 「Pinterest(ピンタレスト)」もいいぞ
Instagramは「世界観を作り上げて見てもらう」SNS。Pinterestは「”これからやろう”のメモが集まる」SNSだと思ってる。
情報を取りに行く人がいるとして、どっちにくる人がより能動的か言わんでも分かるな?
綺麗な写真以外は見向きもされないインスタグラムと違って、ピンタレストはまとめ画像とか比較画像、ショートムービーなんかも需要が高く、そしてかなりストレートにブログへリンクを繋げられる。
ノウハウとか書いてアクセス狙ってる人なら、使わない手はないでしょう。
ただし画像作るなら美しいレイアウトとかは学んでくれ。

もろちん写真と相性のいいテーマとか一コマ絵日記とかならインスタグラムも強い。
インスタのコツは「統一感」。
意志を持って訪れる太い客を増やせばまだまだ戦える
Googleには規模で劣るけど、見る人が能動的になっているプラットフォームをいかに活用するか、ってこと。
そこに看板を立てて、裏路地の隠れた名店に引き込んで、ファンにするのだ。
そして隠れた名店にするためにするべきが、1. 文章で人柄を出して、画像は拾い物を使うな。なのだ。
そうして掴んだ客は自分のブログとマッチする確率も高いので、アドセンスで稼げなくても、それ以外のアフィリエイトで十分な稼ぎをもたらしてくれるでしょう。

Google変動で何が終わったかと言えば、
「個人ブログがPV数で稼ぐ」時代、かな。
これからだって、ブログで稼げないワケじゃない
そう。Google変動で何が終わったかと言えば、「個人ブログがPV数で稼ぐ」時代が、なのだ。
Twitter上で騒いでいる人が多いので、一見「個人が個人ブログからの広告収益で飯を食う」時代は終わったように見える。
でも、そもそもが
【目標】個人が個人ブログからの広告収益で飯を食う
【手段】そのためのアクセス稼ぎの手段の一つとしてGoogle検索に最適化させる
なんだからさ、手段の一つが弱くなっただけだよ。
別に個人ブログが一切検索に出てこないワケじゃなし、まだまだやってける。
僕がやってる別ブログ(6〜7万PV)は今回のアプデで逆に上がったし、外出自粛が追い風になって、アマゾンと楽天のアフィが順調この上ない。
「ブログ一本で食っていく」のはハードル上がったと思うけど、「収入の足しに」とか「月10万」なら、まだまだ全然だいじょぶ。他の副業よりはぜんぜんヌルゲー。

月100とかはさすがにもう「副業」レベルの頑張りでは無理な気がするけどね
目標は低めに設定して、自分を界隈のテンプレで覆い隠さずに、楽しくコツコツ記事作成を続けませう。
以上、解散!